奥野 倫充 BLOG

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2017年1月31日 09:56

初乗り410円に関するタクシー運転手の本音

1月30日より始まった東京のタクシー初乗り運賃変更。タクシーの運転手さんに『410円になること、どう思いますか?』とヒアリングするようにしています。運転手によって様々な答えが返ってくるのですが、総じてネガティブな返答が多いですね。『短距離利用者が増えてタクシーが足りなくなる』『長距離を要望するお客様が減る』など。高齢者など、タクシーが必要不可欠な方が困るなど、なるほどと思えることもあります。

 

そんなヒアリングをしながら、タクシー会社経営者の意図を考えてみました。タクシー会社経営者が意識しているのはやはり東京オリンピックの特需時をどううまく乗り切るか?だと思えます。その時までにタクシー台数を増やさないと、世界的に『日本はタクシーが足りない』と批判の種になってしまう。そのためには、短距離需要を増やしてタクシー台数の需要が必要な状況を作りたい。長距離売上が下がって、売上総額が同じでも、タクシー台数を増やしたい。タクシー台数が増えるのと、売上総額が増えるのが両方達成できれば経営者として◎なんだと思います。ヒアリングしながら、経営者の意図を考えてしまうのはコンサルタントの職業病です。

 

ただ、タクシー会社経営者の意図をタクシー運転手が理解するのは難しいことなんだな・・と思えました。これはタクシー会社に限らずなのでしょうね。やはり、変化というのは不安が先行するもんなのだと思います。その不安を取り除き、運転手の前向きな気持ちを作るのも経営者の仕事なんでしょうけどね。消費者としては大歓迎な初乗り運賃変更なので、是非、タクシー会社もプラスに作用するような変化になればいいなと思います

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