自己紹介
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    船井総合研究所における、パソコンスクール・カルチャースクール・資格スクール業専門のコンサルタント。船井総研内のスクール・教育業分野のコンサルティ ングチーム「スクール・教育ビジネスチーム」のチームリーダーをつとめる。パソコン教室業界の各フランチャイズや各企業における講演・コンサルティング実績多数。 WEB、雑誌広告、イベント等を融合して一気に集客・売上アップする手法は、支援先企業に高い評価を得ており、そのノウハウと情報量はトップクラス。また、人材育成において、2代目経営者育成、経営幹部・教室長の育成には絶対の自信を持っており、今まで、数々のスクールの人材を育ててきた実績を持つ。
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  • 2007年6月11日12:08 PM
    組織の拡大と肥大
    CATEGORY: ビジネス全般

    企業規模が大きくなってスタッフ数が増える時、 

    セクショナリズムが発生したり、 

    コミュニケーション不足から不満分子が発生したりと、 

    いろいろなトラブルが発生することが多々ありますが、 

    一方でそのスタッフ数の増加そのものが、 

    新たな成長の原動力となっていくケースもあります。 

    スタッフ数が増えたことにより逆に生産性が高まる。 

    まさに雪だるま式の成長です。 

    しかし、多くのスクールビジネスの場合は、 

    出店のためであるとか通常業務をまわすためにスタッフ数を増加させるため、

    「生産性のアップ」につながるということは稀です。 

    むしろ生産性自体は下がる事の方が多いでしょう。 

    しかし、生産性が高まる企業がある。 

    こういった現象が起こるのは、 

    衆知の結集 

    という効果が得られるからでしょう。 

    従来、限られたメンバーの限られた経験や見識から出てきていた改善アイデアが、

    メンバーが増え共同作業を行うことによって、多種多様な価値観に対応できる「良質な」アイデアに転換することができる。 

    これは非常に大きな効果をもたらします。 

    ミーティング等で意見交換をすることはこれの第一歩ですね。 

    しかし、これはあくまでスタッフが「共通の目的」に向かって共同作業をする場合に限られます。 

    (ミーティングだったり、業務が同じだったりなど) 

    メンバーそれぞれが別の業務を担当している。 

    メンバーが全く別拠点で話す機会がない。 

    メンバーがチームがバラバラで仕事の話をする機会がない。 

    こういった状況では一緒に仕事の話をしていないわけですから、 

    全くスタッフ数の増加による衆知の結集効果が得られないのです。 

    たとえ、一緒の職場で人間関係が良好で、世間話や休憩中、就業後が仲良かったとしても、

    共通の仕事の話(=改善や工夫)をしていない限り、衆知の結集は困難です。 

    企業においてスタッフ数が多くなるということは、 

    人件費の負担に管理コストの増大、不穏分子の発生などリスクが乗数的に増えていくことを意味しています。 

    これらのリスクを補ってあまりあるメリットを得るためには、 

    上記のような「衆知の結集」を行える体制づくりが必要不可欠です。 

    簡単に表現するならば、 

    単なる「仲良し集団」ではなく、 

    「同じ会社に所属する見知らぬ仲間」でもなく、 

    共通の目標を持ってがんばりあう「チームワーク」が重要。 

    ってところでしょうか。 

    チームワークによる「衆知の結集」と比較すると、 

    優秀な個人の「個の力」は非常に微小なのです。 

    組織を作っていく場合、 

    「スタッフ数が増加することに自体に意味を持たせる」 

    ことを決して忘れてはいけないのです。 

    (通常業務の消化だけではコストの方が膨れてしまいます) 

    ちょっと好例を上げておきますと、 

    全国展開で複数拠点をもたれているあるスクールさんでは、 

    組織の急成長&メンバーの増加に伴い、 

    全国の主要メンバーが集まっての「全社会議」を開催されるようになりました。 

    普通に考えれば、 

    拠点が全国になりメンバーも増えたのですから、 

    全員を集めての会議開催もコストが増えすぎてしまうので、 

    むしろその手の会議などは縮小や廃止したくなるのが人情です。 

    しかし、この社長さんは、 

    組織の拡大を「肥大」にしないため、 

    メンバーの増加を「コスト増」ではなく、 

    さらなる「生産性アップ」につなげるために、 

    「衆知の結集の場」を用意される英断をされました。 

    (日常業務のストップや移動日などのコストまでかけて!!) 

    これによって、全く別のエリアの担当者でありながら、 

    他地域のメンバーと共同作業をするような状況をつくることに成功されてます。 

    組織の「拡大化」と「肥大化」は表裏一体です。 

    この危険性にイチはやく気づかれた、 

    この経営者さんは非常にすばらしいセンスの持ち主だと思います。

     

    2007年6月10日12:05 PM
    安売りは命取り!?

    スクールのコース料金・講座料金。 

    競合校が多数存在する現在のスクール業界では、講座価格の差が集客につながると考えられがちです。 

    事実、色々なお付き合い先から

     

    「やっぱり講座の値段を下げた方がいいですか?」と聞かれます。 

    もちろん市場相場からして法外な料金設定をしている。 

    サービス内容と価格が乖離してしまっている場合は大いに問題です。 

    しかし、ほとんどの場合、私は「安売り厳禁!」を徹底しています。 

    つまり、 

    「値段を安くすることを考えるのではなく、

    値段が他より高くてもウチを買ってもらえるような

    『付加価値』を考えなさい」 

    ということです。 

    こちらの方がはるかに生産的&企業が活性化します。 

    安売りの問題点。 

    ①サービス業においては「値段相応」と思われる(サービスが軽く見られる)

     

    ②「値段が安いからお客様が来る」という状況は工夫が生まれにくい 

    ③他社に値段で抜かれたら安売り合戦しかなくなってしまう

     

     

    もちろんこのほかにも経営的な側面からも問題点はたくさんあります。 

    値段が安いからお客様が来る。 

    これはイコール「他のほうが安ければ他社にお客様を取られてしまう」ということです。 

    さらにこの状況は、会社として工夫や努力が生まれにくい土壌を作る可能性があります。 

    お客様についても「値段目当て」という、あまりスクール業ではありがたくないお客様が集まります。 

    一方、 

    「他よりもウチは値段が高い。となるとどうしたらお客様がくるのだろう?」 

    この状況に置かれた会社さんは創意工夫が生まれやすくなります。 

    スタッフも自社に誇りを持ち、レベルの高いサービスが生まれやすくなるのです。 

    吉野家は「安い」だけに安住せずに、 

    「美味い」「速い」を追求しているからあれだけ支持されているのです。 

    サービス業という形のない商品を販売している以上、 

    「安売りは諸刃の剣」 

    ということを強く意識しておかなければなりません。 

    サービス業の基本は価格競争でなく 

    「本質的なサービスの品質(技術)」 

    「付加的サービス(オマケ)」 

    「時間(スピード)」 

    などのお客様のニーズに、より高いレベルで応えていくことが重要なのです。 

    2007年6月9日12:03 PM
    スクールの「売場発想」

    スクールの経営に関する専門家として、 

    受付周り。 

    教室。 

    待合スペース。 

    コミュニケーションルーム。 

    これらの言わば「売り場」の演出状況によって、 

    そのスクールの業績(好調か不調か)はある程度わかります。 

    新規の来校者や在校生の方々に対して、 

    「何を見せたいのか」 

    「何を見せると売上につながるのか」 

    「どのように演出するのか」 

    よいスクールでは、POPやポスター、イスやテーブルなどの配置などに様々な工夫をこらしているのです。 

    スクールの売上をアップさせようと思うのでしたら、 

    一度、頭がパンクするほど「売場」の演出を考えてみるのも意外と近道かもしれませんよ(゚∀゚) 

     

    2007年6月8日12:01 PM
    先生病にご注意ください

    スクールビジネスに携わる者として、いろいろなスクール経営者の方とお会いする機会があります。 

    その中には、私の経験上 

    「成長が期待できない…」「一緒に仕事をしても難しい…」という企業さま、経営者様もいらっしゃいます。 

    そこで今回は皆様に「反面教師」にしていただく意味もこめて、 

    そんな「問題的特徴」についてお話したいと思います。 

    それは「先生病」です。 

    (私が勝手にそう名づけているだけですが) 

    特徴: 

    ・年配のスクール経営者の方がかかっていることが多い 

    ・自校のスクールの生徒さんに信奉されているので「プライド」が肥大化中 

    ・経営者としてではなく「スクールの長」としてのカリスマを目指すと発症が多くなる 

    ・「時代が良くて業績が良かった」過去の成功体験に縛られている 

    ・過去の成功体験は「自分の功績」、今の苦戦状況は「部下の責任」 

    ・自校の「技術」「講座」の価値に対して、過剰なほどに自信を持っている 

    ・口癖が「うちは品質ならどこにも負けないんですよ!」 

    症状: 

    ・「先生」として尊敬されることに慣れきってしまっているため、他人から学ぶ謙虚さが足りない 

    ・目の前の「自分信者」のお客様の意見ばかり聞いているために、「一般消費者の感覚」が全く理解できなくなっている 

    ・自校の扱う「商品=講座」そのものの魅力が時代に受け入れられていないという認識ができない(全ては現場のスタッフの力が足りないに集約される) 

    教育業&社長業というのは恐ろしいもので、 

    やり方次第で周囲を「イエスマン」で固めることができます。 

    それを続けていってしまうと、「成長が止まった」企業が完成するのです。 

    結果、時代の流れが悪くなると、それに対応するだけの企業力がなくなってしまっている…。 

    そのイエスマン体制、「先生教」体制においては、 

    心ある人財は会社から離れていき、外部の人財もすぐに見限ります。 

    だって、聞く耳を持たない人に何を言っても疲れるだけですから…。 

    先生病。 

    教育業に携わっていると、少しの油断で発症する可能性のある怖い病気です。ご注意くださいませ。 

    ちなみに特効薬としては、 

    「時にはケンカするくらいの意志が強く信頼のおける幹部」 

    「時には会社のために涙を流して社長に訴えるくらいの気構えのある幹部」 

    「自分よりも年齢が高く、格上の経営者の方との交流」 

    「経営にも関与する口うるさい株主・監査役・税理士・コンサルなど」 

    があります。 

    周りから上記のようなものが消えつつある…。 

    最近、周囲がイエスマンのようになってしまっている…。 

    こんな状況はちょっと赤信号かもしれません。

     

    2007年6月7日12:57 AM
    スクール経営と坪効率

     

    「損して得取れ」 

    この発想はスクールビジネスにおいても重要な考え方です。今回は坪効率をベースにしてご説明してみたいと思います。 

    (たまには真面目なスクール関連な話です) 

    もう昔のことになりますが、 

    イオングループのダイヤモンドシティが市場の投入され、店舗数は少ないものの繁盛していたころのことです。 

    店舗クリニックで上司のコンサルタントの方に、成功の要素をいくつか教えてもらったところ、 

    その重要な要素のひとつに「フードコートの席数の多さ」があったことを覚えています。 

    要約すると上司の発言は下記のようなものでした。 

    「ファミリーを対象としたショッピングセンターの昼間の集客のカギを握るのは食事スペース(特にフードコートの充実)である」 

    「食事スペースを充実させるためには、各テナントを誘致するパターンとフードコートを設置するパターンがある」 

    「通常SCのディベロッパーは、テナント誘致であれば『坪あたりいくら』で借りてもらえるため、テナント誘致のが得だと考える」 

    「ただ、テナント制だと席数がどうしても減ってしまう上に、そのSC独自の魅力にならない」 

    「ダイヤモンドシティではフードコートに通常で考えられない程のスペースと席数を用意している(このスペースの家賃負担はディベロッパー側のはず)」 

    「家賃収入としてはこのスペースはマイナスだが、大局的にみればこれほどのフードコートの充実が、集客&リピートの源泉になっているためプラスになっているだろう」 

    わかりにくいかもしれませんが、簡単に言うと、 

    ①本来テナント家賃収入で儲けてもいいスペースを、大規模フードコートの座席という家賃の発生しないものにしてしまった。 

    ②その結果、かえって集客に成功した。 

    そんな感じです。 

    まあ、もちろんダイヤモンドシティ側としては、フードコート立地の業態の売上歩合を割高にしたとか、裏テクニックがあるかもしれませんが、このような大型フードコートの発想がSC開発の世界ではなかったことも事実のようです。 

    話は大きくそれましたが、スクールビジネスについて考えてみましょう。 

    スクールビジネスでも坪効率を重視すると、 

    例えばパソコンスクールなどでは席数を過剰に増やそうとしてしまいます。 

    これは短期的には非常に正しいです。その分消化できる生徒さんの数は増えて、売上も増えるわけですから。 

    しかし、実はこのメリットはいきすぎると、お客様の快適感の現象というデメリットを引き起こしてしまいます。 

    さらに業界全体が成熟期から安定期になると、坪効率を意識できるほどの「客数」が確保できなくなります。 

    そうなってくるとこの「坪効率」重視の発想には、あまりメリットがなくなってくるのも事実です。 

    そこで安定期の業界のスクールでオススメしているのが、 

    「坪効率」を無視する考え方 

    =待合スペースやコミュニティスペースを充実させる考え方 

    なのです。 

    安定期の業界において一番困るのは「集客」です。 

    これを解決するための内部営業や口コミ紹介を促進するためのスペースとして、一見何の生産性もないコミュニティスペースが重要になってくるわけです。 

    (コミュニティスペースはお客様の滞在時間や満足度が高まるため、紹介につながるという効果もあります) 

    コミュニティスペースを無駄と考えるのではなく、 

    内部営業(PR)のための場、 

    お客様満足度アップのための場、 

    口コミ紹介による集客づくりの場、 

    このように考えるのがポイントなのです。